お布団の王様

私はよく自分は王様だと言っている。布団という国の王様だと。妻はよく「王様、布団をかけましょうね」と言って私に布団をかけてくれる。

私の国は閉鎖的で、敵国との国交は断絶している。国王の私は敵国からの使いのものをキルしてダンボールに詰めて、クロネコヤマトで「教材」という品名にして送りつける残虐ぶり。

私が弱い故に王の私がそのような振る舞いをするのだ。

やられたらやり返さねばならないと最近思う。危害を加えられたら縁を切らねばならないと最近思う。

私、SNSで後悔していることがあって、SNSで嫌がらせを受けた人に「嫌がらせしてくるやつはブロックしてしまうといいですよ」とつまらぬアドバイスをしたのだけれどブロックしてはダメだ、やり返さないと、やり返さないといけない。殴られたら殴り返さないと殴るやつは殴り特だ。ずっとあんなアドバイスなんかするんじゃなかったと後悔してる。被害にあった人の気持ちを考えない、寄り添っていない、心無いアドバイスだった。

私は攻撃的だ。すべての人から遠ざかり、人のいないところで暮らせば誰も攻撃せず、攻撃もされない。それが正解かもしれねぇ。私は皆を愛することができる主人公にはなれない。「山奥で暮らしてぇ」って言うと、必ず「一人で生きていけるわけ無いでしょ!!」という人は少なからず出てくるもので、そう言う人から遠ざかりてぇ。私も攻撃したくねぇ。

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